IRIなど3社、自動販売機を無線LAN基地局に、最大級の無線スポット構築へ

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 IRIコミュニケーションズ(持塚 朗社長)、ホーキング(宮岡 皓社長)、タケショウ(本社・愛知県、竹内久祥社長)の3社は5月31日、飲料自動販売機をインターネット接続の無線LAN基地局として活用することで、日本最大の無線LANスポットの構築を目指す新規事業を共同で推進すると発表した。

 飲料自販機に、インターネットに接続可能な情報発信基地としての機能をもたせることで、ユビキタス社会に対応した新しいインフラ拠点とする計画。飲料自販機にブロードバンド回線(ADSL、光ファイバー等)を敷設し、無線LAN接続環境を構築。飲料自販機周辺のモバイルでのブロードバンド接続を可能にすれば、日本最大の無線LANスポットの展開が可能になるという。

 飲料自販機は、全国に260万台普及している。この飲料自販機をインターネットに接続可能なインフラ拠点として活用することで様々な事業展開が図れる。インフラ構築に関しては、IRIコミュニケーションズが中立的なスタンスで特定のプロバイダに依存することなく、複数のプロバイダ間での接続が可能な環境を構築する。04年夏に名古屋地区で実証実験を開始し、04年末に全国規模での事業展開を行う予定。

 実証実験の内容は、愛知万博の開催や中部国際空港の開港を控えた名古屋地域を中心として、ホテル・駅・サービスエリア・病院・学校などの各施設にインターネット接続機能を備えた飲料自販機を設置し、さまざまなモバイルサービスを提供する。一般消費者にとっては、インターネット接続環境の利便性が向上し、「いつでも、どこでも、高速にネットに接続できる」モバイルブロードバンド環境が実現する。

 また、自販機の維持管理を行う企業にとっては、オンライン化による売上管理、在庫管理および最適ルートの指示が可能になる。配送効率のアップにより積み込み在庫が最適化でき、大幅なコストダウンが図れるほか、リアルタイムの売上管理によって売れ筋に基づく仕入れを可能にし、倉庫在庫の圧縮が可能になる。

 一方、店舗、施設にとっては、建物周辺が無線LANスポットになることで、新たな顧客サービスとして他店との差別化が可能となり、集客力のアップにつなげることができる。

 3社の役割としては、自動販売機ソリューションの企画・開発・販売を行うホーキングが、同事業に関する事業規格、運営を担当する。自動販売機による清涼飲料水などの販売、自販機の貸出管理を行ってきたタケショウが自動販売機の設置導入を担当、ネットワークインテグレーション事業を行ってきたIRIコミュニケーションズが、自動販売機ネットワークの設計、構築、運用を担当する。

IRIコミュニケーションズ
ホーキング
タケショウ

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