ソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)、ソニーセミコンダクタ九州(SCK)の3社は5月11日、SCEの半導体製造部門であるSCE Fabの営業を分割し、SCKが事業運営を引き継ぐと発表した。その結果、ソニーグループの半導体製造事業はSCKに統合される。営業分割などは2004年7月1日付けで実施する。
SCE Fabは、ゲーム機「プレイステーション2」向けの半導体を製造する目的で設立され、2000年春にFab1を、2001年春にFab2を稼働させた。総敷地面積は約9万9000平方メートル。クリーンルーム面積はFab1が約1万1120平方メートル、Fab2が約2万平方メートルあり、それぞれ約1万2000枚(Fab1)と約9000枚(Fab2)の8インチウエハを処理する能力を持つという。
SCE FabとSCKは、これまでも生産設備の構築や生産オペレーション、人材/技術で協力してきた。「今回の統合により、ソニーグループの主力半導体生産を担う会社として、より効率的かつ円滑な半導体供給体制を構築する」(3社)
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