Jupiter Researchの調査によると、ポータブル・メディアプレイヤーに収める曲数としてちょうどよいのは1000曲だという。
同社がオンラインで実施したこの調査では、回答者の90%が自分のPCに保存している曲数が1000曲未満であると答えた。また、77%のユーザーが、1000曲分の収容能力を持つポータブル・メディアプレイヤーの購入に関心があると答えた。Apple ComputerのiPod Miniや、他の競合メーカーから出ているMP3プレイヤーには4Gバイトのハードディスクが内蔵されており、ほぼこれに相当する数の音楽ファイルを保存できる。
Appleの最新製品であるiPod miniは、米国で大変な人気となり、そのためAppleは同製品の米国外での発売を4月から7月に延期せざるを得なくなった。
「CreativeやArchos、Dell、Appleなどのメーカーは、5000曲またはそれ以上の数の楽曲を保存できる音楽プレイヤーを開発している」とJupiterのレポートには記されている。「これらのプレイヤーのハードディスク容量は、大半のユーザーがポータブル音楽プレイヤーに保存したいと思う曲数を越えるだけでなく、彼らが保有するデジタル音楽の曲数をも上回る」(同レポート)
音楽愛好家が重視するのはハードディスク容量だけではない。メディアプレイヤーを選ぶ際にどのような特徴を最も重視するかという問いに対し、ユーザーの55%が充電式バッテリー(の持ち)を挙げ、また52%はプレイヤーの大きさ、そして49%は自分のコンピュータとの接続性を挙げた。各メーカーはこういった優先事項を認識しておくべきだとJupiterはいう。
またこの調査では、ユーザーの20%がMP3フォーマットのファイルを再生できることが重要だと回答している。これに対し、MicrosoftのWMAフォーマットの方が良いと答えたのは7%、Moving Picture Experts Groupが開発したオープンスタンダードで、AppleのiTunes Music StoreもサポートするAAC(Advanced Audio Coding)フォーマットの方が良いと答えたのは1%未満だったという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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