日本AMDは22日、Opteronプロセッサ発表1周年を迎え、記念レセプションを開催した。同社は同日、マイクロソフトと共同でセミナーを開催しており、同プロセッサをサポートするマイクロソフトの方向性がさらに強まったようにも見える。なお、両社は2月に、今年後半にも正式出荷する予定のMicrosoft Windows Server 2003 for 64-bit Extended Systemsのベータ版をOpteronに添付すると発表している。
会場では、元アスキー社長で現在は週の約半分をビジュアルテクノロジー取締役技術本部長として務めている西和彦氏も挨拶に立った。ビジュアルテクノロジーは過去に「Alphaチップを世界で一番多く売った企業」(西氏)とのことだが、Alphaの開発が中止されたため、「吉野家で牛丼を食べながら、“吉野家のように早くて安くてうまい64ビットプロセッサはないものか”と考え、Alphaを購入してくれた顧客にこれからはOpteronを販売しようという結論に達した」という。
西氏は、Opteronが盛大な1周年を迎えたことに祝辞を述べたうえで、この1年の最大の事件は「何といってもインテルがOpteronの真似をすると発表したことだろう」という。そのことについて西氏は「それでもインテルがAMD製チップの速度を越えることは無理。そのうちインテルがAMDに対してライセンスさせてくれということもありえるだろう」と、大胆な意見も述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス