東芝は4月22日、2.5インチHDDの新製品として、100Gバイトを実現した「MK1031GAS」を開発し、5月にサンプル出荷を開始すると発表した。「テレビ機能付きノートパソコンでも長時間録画が可能になるなど、ノートパソコンのAV利用をますます広げる」(東芝)
MK1031GAS。外形寸法は70×100×9.5mmで重量は99g |
ヘッド部に従来のピコスライダよりも約35%小型化したフェムトスライダを採用し、ヘッド、メディアの薄膜技術の改良を進めたことにより、面記録密度を124Mビット/平方ミリメートル(80Gビット/平方インチ)に高め、業界最大容量のHDDを実現した。また、スピンドルモータの回転制御をPWM方式にしてエネルギー損失を抑え、内部電源にDC/DCコンバータを採用して消費電力を約20%低減した。これによりノートPCのバッテリー稼働時間を伸ばせる。
また、フェムトスライダの採用とサスペンション、アームの軽量化により耐障害性を従来品の約1.5倍に高め、スピンドルモータの回転制御に正弦波駆動方式を採用して静音性を改善している。平均シーク時間は12msec、データ転送速度はUltra DMA/100、回転数は4200rpm。バッファ容量は8Mバイト。
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