プロキシム、企業向け802.11a/b/g対応アクセスポイントを発売

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 プロキシムは4月19日、IEEE802.11a/b/gに対応した企業向け無線LANアクセスポイント「ORiNOCO AP-4000」を発売すると発表した。価格はオープンプライス。

 AP-4000は、Wi-Fi Allianceの策定したセキュリティ規格WPAに対応しているほか、IEEE802.1QのVLANをサポートしている。VLANは、802.11b/gおよび802.11aのそれぞれで最大16台、合計32台まで同時にサポートする。セキュリティ面ではWAPへの対応のほか、2.4GHzと5GHz帯で不正アクセスポイントの検出機能、SNMPv3、RADIUS認証、HTTPSなどに対応している。

 データの無線伝送速度は802.11aと802.11gを同時に動作させた場合に最大40Mbpsを実現した。また、アクセスポイント間を802.11aで接続する「Wireless Distribution System」を搭載。駐車場や長い廊下などイーサネットの展開が難しい場所での構築に適した機能だという。

米プロキシム社シニアバイスプレジデント、戦略リレーションシップ担当のイーハブ・アブハキマ氏

 国内の販売に関しては4社の販売代理店に委託される。Proximシニアバイスプレジデント 戦略リレーションシップ担当のイーハブ・アブハキマ氏は、AP-4000を他社の競合製品と比較し「AP-4000は次世代の技術を採用している」とコメントする。それは、「デフォルトで音声Wi-Fiに対応している点と、セキュリティ機能を内蔵し、ソフトウェアをアップデートすることで新たなセキュリティ規格に対応することができる」点だ。

 AP-4000は、主に中規模から大規模の企業、幼稚園から高校・大学などの教育機関、病院、地方および中央行政機関、公衆無線LANスポットなどへの展開を目指している。アブハキマ氏によると、具体的な目標数値は発表できないものの、全世界の売上の20%をアジア太平洋地区が占め、その中で日本と中国が主な市場になっているという。

 アブハキマ氏は、「無線LANにおけるセキュリティの向上によって、企業での導入に拍車がかかる」と予測し、「わが社は屋内と屋外のネットワークを統合して、シームレスなネットワーク環境を提供することがビジョンだ」と語る。主に、モバイルエンタープライズ、ラストマイルアクセス、メトロポリタンネットワーク、セキュリティ、公衆無線LANスポット、移動体通信などの音声およびデータの6つを事業の柱にしている。「われわれは、100%ワイヤレス技術に注力しているユニークな企業だ」といい、世界における市場シェアは15%で、シスコに次いで2位から3位のポジションにいるとしている。

 今後の主な展開としては、「データ通信としてのWi-Fiは信頼性が非常に向上している。これからはWi-Fiネットワーク上で音声を扱えることが重要になってくるはずだ。そのための課題として、データの遅延やジッターの削減、音声とデータの区別、負荷分散、クライアントデバイスのバッテリー寿命などに解決すべき課題を見出している」と語った。

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