欧州発のMoblogやPCゲームはいかが?--欧州委員会が商談会を開催

永井美智子(CNET Japan編集部)2004年04月13日 17時31分

 欧州委員会は4月13日、欧州の情報通信関連企業を日本に紹介する展示商談会を都内で開催した。会場では欧州連合(EU)加盟国6カ国の20社が参加し、それぞれの製品や技術を披露した。

 これは欧州委員会の「日・欧貿易促進キャンペーン“EU Gateway to Japan”」の一環として行われたもの。デジタルイメージングソフトウェアや地図情報システム、セキュリティシステムなどさまざまな製品が紹介された。

NewBay Softwareセールス担当バイスプレジデント デビット・シノット氏

 アイルランドのNewBay Softwareは、携帯電話から簡単にBlogを作れる「FoneBlog」というサービスを紹介した。テキストや画像だけでなく、動画や音声もアップロードできる点が特徴だ。Blog制作システムとしてはMovable Typeなどがあるが、「他のBlogサービスがウェブを中心としているのに対して、FoneBlogは携帯電話向けに設計されている。そのため携帯電話からのアップロードやBlogの閲覧が非常に簡単にできる」とNewBay Softwareセールス担当バイスプレジデントのデビット・シノット氏は話す。

 NewBayでは携帯電話事業者に対してASPでサービスを提供する考えだ。欧米では2003年1月のサービス開始以来、英Vodafoneや米T-Mobileなど5社で採用されており、利用者数は4月末で20万件を超える見込みだという。「アイルランドでは携帯電話利用者全体の9%がFoneBlogを利用しており、画像のアップロードなどに平均で月額6.5ユーロ(約850円)支払っている。FoneBlogはトラフィックを増やし、事業者の収益に大きく貢献する」とアピールした。

「日本のゲーム市場には戦略ゲームがない」

 フランスのGaliléaはPC用のゲームソフトを展示した。3Dキャラクターと対話しながらゲームを進め、犯人を追跡するRPG「Jack the Ripper(切り裂きジャック)」と、古代ローマ帝国を舞台にした歴史戦略ゲーム「PAX ROMANA」の2つ。欧米ではすでに販売されており、PAX ROMANAは2カ月で1万5000本が売れたという。

Galiléa代表取締役 ギイ・パルモンティエ氏

 Galiléa代表取締役のギイ・パルモンティエ氏は「単なるアクションゲームではなく、もっと頭を使うゲームを提供したい」と話す。日本では特にPAX ROMANAのような戦略ゲームを提供していきたいという。「アドベンチャーゲームは日本でも競争が激しい。しかし戦略ゲームは今までにないジャンルになる。いずれは日本史を基にしたゲームも制作したい」(パルモンティエ氏)と意気込んだ。ただし同社の戦略ゲームではAIを採用するなど膨大な処理が必要なため、家庭用ゲーム機向けのソフトを提供する予定はないとしている。

 そのほかに会場では、PCやPDAのデータを外部から読み取られないようにするセキュリティシステムや3D画像制作ソフト、英語のEラーニングシステムなどが紹介され、国内企業との商談が進められていた。

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