コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は3月30日、インターネット上で組織的にビジネスソフトの海賊版を販売していたグループの首謀者2人に対する裁判で、被告らに実刑判決が下されたと発表した。
今回の裁判では、大阪府枚方市の美術商男性Aに対して著作権法違反で懲役2年、兵庫県尼崎市の健康食品販売業の男性Bに対して、著作権法違反と組織犯罪防止法違反で懲役2年2カ月の実刑判決が言い渡された。
ACCSでは、「著作権法違反による執行猶予なしの実刑判決は過去にほとんど例がない」としており、「著作権法に定められた罰則の上限である懲役3年の求刑や、実際に言い渡された懲役2年の判決も、これまでになく重い求刑・処罰となった」とコメントしている。
両被告は、2002年11月ごろから、海賊版ソフトの販売を宣伝する「Y’s MEDIA」というウェブを開設し、海賊版販売を行うだけでなく海賊版販売の宣伝を担当する「販売代理店」を募集していた。
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