日本TI、16ビットRISCマイコンMSP430のRAMを5倍以上に大容量化

ニューズフロント2004年02月20日 15時52分
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 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2月20日、16ビットRISCマイコンであるMSP430ファミリーの新製品として、RAM容量を現行品の5倍以上に増やしたMSP430F161x製品シリーズを発表した。現在サンプル品を出荷中で、量産出荷は2004年4月の予定。

 同製品シリーズでは、以下のミックストシグナル機能を持つ1チップマイコンに対し、最大10KバイトのRAMを付加している。

  • 8チャネルの12ビットA/Dコンバータ(毎秒20万サンプル)
  • 2チャネルの12ビットD/Aコンバータ
  • I2Cインターフェース
  • 10本のPWM出力
  • 3チャネルのDMAコントローラ

 これらの機能により、完全なフィードバック制御を1チップで実現可能という。さらに、「RAMの大容量化により、データレコーダーやボイスメモなどでデータの一時記録保持時間を延長できるため、ユーザーの利便性を高められる」(同社)

 また、搭載されている拡張DMAはすべての周辺装置からのトリガーを装備しており、さまざまなデータ転送をCPUへの割り込み処理なしで実現できる。このDMA転送によりデータ転送の遅延およびオーバーヘッドを排除でき、数々のタスク実行処理が不要となるため、内蔵の16ビットRISC CPUはデータ処理に専念できるようになる。

 5種類の低消費電力モードを備え、リアルタイムクロック機能動作時にはスタンバイ消費電流が1.9μAと少ない。また高性能が求められる場合は、1MIPS当たり280μAの消費電流となるクロック設定も可能。

 パッケージは64ピンQFP。1000個ロット時の単価は以下の通り。

  • MSP430F1610:8.25ドル(フラッシュメモリ:32Kバイト、RAM:5Kバイト)
  • MSP430F1611:8.65ドル(フラッシュメモリ:48Kバイト、RAM:10Kバイト)
  • MSP430F1612:8.95ドル(フラッシュメモリ:55Kバイト、RAM:5Kバイト)

日本テキサス・インスツルメンツのプレスリリース

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