ワイ・ディ・シー(YDC、宮坂 博社長)と横河電機(内田 勲社長)、E3ネットワークス(E3、石黒太郎社長)の3社は2月12日、ネットワークセキュリティ分野において、共同での市場開拓を始め、技術協力を積極的に推進していくことで合意したと発表した。
具体的には、YDCがシステムインテグレータとして、横河電機の不正侵入検知アプライアンス製品「ISシリーズ」と、E3のWebサイト改ざん検知・復旧ツール「Tripwire for Servers 4.0日本語版」との連携を行い、サーバ上のデータの整合性を保証する統合的なソリューションとして提供していく。
「ISシリーズ」は、インターネットセキュリティシステムズの不正侵入検知ソフトウェア「RealSecure Network Sensor」を実装した専用プラットフォームによるIDSアプライアンス製品で、
――などの特徴をもつ。
「Tripwire for Servers 4.0日本語版」の特徴は、
――など。
今回、両製品を連携することで、「ISシリーズ」で検知した「侵入の事実」と「改ざんの可能性」を基に、管理者の手を介することなく「Tripwire for Servers」によって即座に改ざんを修復することが可能となる。
今後、3社は相互に技術情報を提供し、「ISシリーズ」と「Tripwire for Servers」の連携確認作業を共同で行うとともに、その成果物を検証済みのソリューションセットとしてYDCを通じて販売する。また、横河電機とE3は、「ISシリーズ」、「Tripwire for Servers」の技術サポートをYDCに提供する。ユーザーは、YDCから同ソリューションを導入することで、短期間で信頼性の高いWebセキュリティ・システムを構築することができる。
さらに3社は、共同でセミナーを開催するなど、積極的なマーケティング活動も展開する方針。連携ソリューションの価格は300万円から。YDCは、同ソリューションで初年度50セットの販売を計画している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)