ボーダフォンQ3決算発表、パケット割引などで解約率に歯止め

 ボーダフォンホールディングスは1月28日、2004年3月期第3四半期決算を発表した。また、3月期の通期連結業績見通しの下方修正もあわせて発表した。

 連結売上高は、中間期から3858億円増の1兆2887億円となった。これは、ボーダフォンの売上高が増加したためだ。一方、将来の布石として顧客サービス向上を図る施策を拡充した結果、コストの増加が見込まれるため、通期の連結業績見通しを前回業績予想から200億円減の1兆6600億円に下方修正した。

 2003年10月から12月の純増契約数は18万2900台でマーケットシェア15.3%となった。また、第3四半期末時点で、総契約数は1477万4000台となった。顧客維持策としては、2003年10月から導入した「ボーダフォンハッピータイム」「ボーダフォンハッピーボーナス」、12月から導入した「ボーダフォンハッピーパケット」などの効果が好調で、解約率などに好影響が見られるという。

 写メールとムービー写メール対応端末も好調で、2003年3月末の910万台から12月末には1136万6400台に拡大した。12月末時点で総契約台数に占める写メール対応端末台数は76.9%となった。ムービー写メール対応端末も12月末で269万6400台となり、総契約数の18.3%を占めている。

ボーダフォンのプレスリリース

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