NECは九州旅客鉄道(JR九州)からOne to Oneマーケティング用の電子メール配信システムを受注・納入したと発表した。納入した電子メール配信システムはNECのIAサーバ「Express5800」3台と、Red Hat Linux 7.3、ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)の電子メール配信ソフト「HDE Customers Care」で構成される。
詳細は明らかにされていないが、受注金額は総額で2000万円前後と見られる。NECの広報担当者によれば「Linuxを採用したことで、同様のシステムをUnixベースで構築した場合と比べてコストを削減できた」という。JR九州では自社のカード会員や旅行クラブの会員向けにメールマガジンを発行している。従来は外部の業者に配信を委託してきたが、自社でシステムを運用することにより、コストを削減し、より細やかなサービスが可能になるという。NECでのHDE Customers Careの納入は今回で3件目となるが、同社では今後大企業向けのメール配信システムの需要が増加すると見ている。
HDEはLinuxサーバ用の管理ソフトの分野で成長してきたベンチャー企業。日本オラクル初代社長で現サンブリッジ社長のアレン・マイナー氏が取締役に入っている。
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