セイコーエプソン(草間三郎社長)は1月7日、リビングでの新しい楽しみ方を提案する商品として、大画面・ハイビジョン対応を普及価格帯で実現した液晶リアプロジェクションTVを開発、2月上旬から北米市場に「Livingstation」のブランド名で投入すると発表した。これを機にホームTV市場へ本格参入する。
同社では、2007年に向けた中長期基本構想「SE07」を制定し、デジタル情報社会に向けた画像と映像の融合による商品の実現を目指しており、今回、その一環として世界で初めてプリンタを内蔵した大画面・ハイビジョン対応の液晶リアプロジェクションTVを市場投入することにした。
新製品は、プラズマディスプレイや液晶といった他方式に比べ、高精細な大画面を低価格で提供できる液晶リアプロジェクション方式を採用。液晶プロジェクタ事業で培った光学技術・画像処理技術、基幹デバイスとなる高温ポリシリコン(HTPS)液晶パネル技術を生かした製品となっている。
さらに、プリンタユニットを標準搭載し、映像と画像を1台で楽しむ新しいコンセプトも採用した。これによって、家庭のリビングにおいて、高画質な大画面映像とともに記憶に残る映像や好みのシーン、さらにデジタルカメラで撮影した画像なども手軽に印刷することが可能になる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス