新日鉄ソリューションズと日本IBMは1月5日、オートノミックコンピューティング(自律型コンピューティング)技術の標準化に向け協業すると発表した。
異機種が混在するマルチベンダー環境でオートノミックコンピューティングを実現するには、各製品やソリューションが標準化された技術を採用する必要がある。そこで両社は、米IBMが2003年4月に発表したオートノミックコンピューティングシステム構築を支援する技術、ブループリントをベースに標準化を推進することで合意した。
協業の第1段階として、新日鉄ソリューションズのシステム研究開発センターで2004年1月から3カ月間、ブループリント対応の問題判別ツール「ログ/トレース・ツール」を使い、オートノミックコンピューティングシステム構築にとって重要なログ解析に関する実証実験を行う。「同ツールを活用すると、異機種混在システムにおける問題判別の自動化を促進し、自己修復機能を備えた自律型コンピューティング実現に向けての第一歩を踏み出せる」(両社)
新日鉄ソリューションズで行った検証結果は、日本IBMにフィードバックする。更にログ/トレース・ツールの実システムへの適用のめどが付いた時点で、顧客にITインフラを提供する基盤ソリューション事業および自社で運営するデータセンター内の各種サービスにおいて、オートノミックコンピューティング向け標準化技術として採用するための検討を始める。
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