日本IBMと日本電通は12月24日、集中管理可能な指紋認証対応セキュリティサービスの提供を同日より始めると発表した。同サービスを利用すると、10万人規模のユーザー認証を一元的に管理できる。
同サービスは、日本IBMのグループウェアLotus Notesなどの起動時の認証、ウェブページへのアクセスの認証と履歴の管理、りん議決裁システムや勤怠管理システムなど、既存のシステムに指紋認証技術を導入するもの。スタンドアロンパソコンの起動時やログオン時に指紋認証で本人確認を行う基本機能に加え、ネットワーク上にある指紋認証サーバによるユーザー履歴の集中管理機能も用意する。
基本機能を提供する「指紋認証クライアント基本導入サービス」は、「指紋認証ユニット」(1万9800円)と「初期導入サービス」(5000円)で構成する。また「拡張サービス」として、ウェブ認証管理、勤怠管理システムなど各種アプリケーションの認証管理、ログオン履歴管理などの機能も用意している。価格は個別見積もり。例えばLotus Notesの起動時の認証管理(100ユーザー)の場合、料金は160万円から。
サービスの提供は、指紋認証技術に経験のある日本電通の支援を受け、日本IBMが行う。指紋認証用の機器には、ディー・ディー・エス(DDS)の指紋認証ユニットを利用する。同ユニットの特徴は以下の通り。
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