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「書き換え可能DVDの主役はデジタル家電から、再びパソコンに戻る」、矢野経済研

ニューズフロント2003年12月17日 16時24分
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 矢野経済研究所は12月17日、世界の光ディスクドライブ市場に関する調査結果を発表した。それによると、2003年における市場規模(見込み値)はCD-ROMが6500万台(全体に占める割合は31.6%)、CD-RWが6300万台(同30.6%)、DVD-ROMが3100万台(同15.0%)、COMBO(DVD-ROM兼CD-RW)が2700万台(同13.1%)、DVD-W(書き換え可能DVD)が2000万台(同9.7%)という。

 同市場について、同社は「国内ではDVD-Wのターゲット市場としてデジタル家電が注目を集めているものの、パソコンメーカーが秋になってDVD-W搭載を表明したことから、パソコン向けDVD-W市場が動き出した」とみる。世界パソコン市場は年間1億4000万台規模であるのに対し、DVDレコーダーが代替しうるVTR市場は5000万台程度なので、「パソコン市場の巨大さと潜在的可能性は、民生用機器の追随を許さない」(同社)。

 同社は2004年の市場状況を以下のように予測する。

  • CD-ROM:5000万台(同22.7%)
  • CD-RW:6500万台(同29.5%)
  • DVD-ROM:3000万台(同13.6%)
  • COMBO:4000万台(同18.2%)
  • DVD-W:3500万台(同15.9%)

 そのほかの主な調査結果は以下の通り。

  • 光ディスクドライブは、大容量ドライブの価格が低下したこともあり、アフター需要も大きく、パソコン出荷台数の1.5倍程度の出荷は望める市場となっており、2003年には2億台規模の市場が見込める
  • ポストCD-ROMとしては、DVD-ROMとCD-RWの争いとなっていたが、2002年にはDVD-ROMで台湾メーカーの撤退、CD-RWでは台湾メーカーの大攻勢に国内メーカーの撤退があり、結局CD-ROMの後継はCD-RWで決まってしまった
  • CD-RWの成長は著しく、2004年にはCD-ROM市場を抜き去る
  • 2003年におけるDVD-Wドライブ複合機の大きな流れは、DVD MULTI(DVD-RAM/DVD-RW)と、DVD Dual(DVD-RW/DVD+R)の2つに顕在化してきた
  • 2004年には、DVD+RW、DVD-RW、DVD-RAMのすべてに対応したスーパーマルチドライブがどこまで伸びるか注目される

矢野経済研究所のプレスリリース(PDF形式)

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