SAPジャパンは12月17日、製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「mySAP Product Lifecycle Management(mySAP PLM)」と、ハイエンド3次元CAD「CATIA V5」を連携させるためのインターフェースを提供すると発表した。両製品を連携させると、技術管理や物流管理、財務プロセスなど、開発からサポートに至る全ビジネスプロセスが統合された環境下で、製品を設計できるようになるという。
さらに企業では、製品や設計に関する情報に加え、顧客および顧客ニーズに関する情報や会計関連の情報など重要なデータを、リアルタイムに共有/活用できる。その結果、「設計/生産プロセスにおける予算作成やコスト監視、進行基準(POC)会計に直結したプロジェクト管理に対し、迅速な対応が可能となる」(同社)。
mySAP PLMに対する作成データの保存/取り出しは、設計者や技術者が使い慣れているCATIA V5のメニューから直接行えるので、作業効率は低下せず、設計作業全体の生産性向上が期待できるという。さらに、(1)顧客の要望に応じた設計図見直しが容易になる、(2)資材調達部門や製造部門の担当者が設計データを部品発注に活用できる、といったメリットもある。「部門内情報だけでなく、顧客情報や設計情報を含むさまざま情報を共有化することで、顧客ニーズに対応した製品を、短期間かつ最小コストで提供できる」(同社)
ただし同社は、同連携インターフェースの提供時期などについて明らかにしていない。
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