EMC、日本オラクルと共同でコンサルサービスを提供

 イーエムシージャパン(EMCジャパン、中山隆志社長)は12月16日、日本オラクル(新宅正明社長)と共同で、オラクルデータベースのベストプラクティス(最も効果の高い実践方法・プロセス)を短期間・低コストで導入可能にするコンサルティングサービス「Oracle on EMC」を04年第1四半期に提供開始すると発表した。

 「Oracle on EMC」は、EMCのストレージ上でオラクルのデータベースを利用する顧客に向けて、同社のテクノロジー・ソリューション本部と日本オラクルのコンサルティング部門が共同で提供するサービス。導入時の基本要件に基づいて、サービス内容・作業日数・価格をパッケージ化することで、個々の案件ごとにコンサルテーションやカスタム化を行う場合に比べて、短期間かつ低コストでサービスを提供できる。

 具体的なメニューとしては、

  1. EMCのSAN構成のストレージプラットフォーム上に、最適な状態でオラクルデータベースのインストールを行う「Oracle on EMC Database アクセラレータ・サービス」
  1. EMCのNAS環境のストレージプラットフォーム上に、最適な状態でオラクルデータベースのインストールを行う「EMC Oracle on NAS アクセラレータ・サービス」
  1. EMCのストレージ機能および複製ソフトウェア「EMC Replication Manger」を利用した「Oracle E-Business Suite 11i クローン」の簡単・高速作成機能を提供する「EMC Oracle E-Business Suite 11i RapidClone アクセラレータ・サービス」

 ──を用意している。

 すでに、米国および欧州を中心に、イーエムシーコーポレーションとオラクルコーポレーションが共同で提供を行っており、さまざまな業種において20社以上の導入実績をもつ。

 同サービスを利用することで、顧客は、データベースとストレージの両方に精通した人材を社内に確保することなく、両社のエキスパートによるベストプラクティスを短期間で導入できるとともに、両社のコンサルティング業務を別々に発注する場合と比較し、約25%のコスト削減が可能になる。

EMCジャパン
日本オラクル

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