三菱電機(野間口 有社長)は12月11日、PCサーバー「三菱サーバコンピュータFT8600シリーズ」の新モデルとして、最新の高速ディスク接続技術「Serial ATA」に対応した「FT8600モデル 200Ea」と、既存の中位モデルを性能向上した「FT8600モデル 200La」を順次発売すると発表した。価格は、「FT8600モデル 200Ea」(12月12日発売)が18万7000円から。「FT8600モデル 200La」(12月22日発売)が23万4000円から。
「200Ea」は、プロセッサを2個搭載できるフロアスタンド型PCサーバーに、高速処理を特徴とする最新のディスク装置接続技術Serial ATAを採用した新モデル。
1TBまでのディスク搭載が可能で、ハードディスクは、
――の3種類から、用途に応じて選択が可能。SOHOや中小規模事業所で1日24時間運転を必要とするインターネットサーバーや、業務サーバーとして最適なPCサーバーとなっており、「システムを止めずに連続運転できるサーバーシステムを、より少ない初期投資で導入したい」ニーズの高まりに対応する。
「200La」は、既存の中位クラスに最新の高速プロセッサを搭載したモデルで、Xeon 2.80GHzおよび3.06GHzの搭載によって、プロセッサ駆動周波数を同社従来比で最大約16%向上した。また、最大6台のハードディスク装置を内蔵可能で、Ultra320対応の高速ハードディスクを最大879GB内蔵できる。さらに、ハードディスク装置を14台搭載可能な増設ディスクユニットを3個接続でき、内蔵ハードディスク装置と合わせ、6.8TBまで拡張することも可能。
オプションで、ホットプラグ対応の冗長電源、冗長ファンを用意しており、万が一の電源故障の場合も、サーバーの継続運転が可能なほか、ディスクアレイコントローラによって、RAID0、1および5のハードディスク装置の冗長構成が可能となっている。
製品の製造、販売、保守は、三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当し、小規模事業所の基幹業務から大規模分散システムまで、幅広い用途向けに販売していく方針。
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