SAPジャパンとインターネット セキュリティ システムズ(ISS)は12月8日、セキュリティ分野で協業すると発表した。これにより両社は、より安全性の高いSAPソリューション環境を実現するため、ISSのセキュリティサービス「脆弱性監査サービス」をSAPの標準サービスとして提供する。
脆弱性監査サービスは、「ネットワーク脆弱性監査」「ワイヤレス脆弱性監査」「システム脆弱性監査」「Webアプリ脆弱性監査」「データベース脆弱性監査」という5つの主要サービスで構成する。同サービスを通じ、ISSはセキュリティ情報組織、X-Forceが持つシステムの脆弱性や攻撃情報に関するノウハウなどを提供し、「顧客企業の健全なシステム運用を支援していく」(両社)。
例えばネットワーク脆弱性監査では、ルータやファイアウォールなどのネットワーク機器から、各種UNIXシステム、Windowsシステムまでを対象に、セキュリティホールや脆弱な構成を検出してレポートする。「今後さらに高まっていく企業システムのセキュリティ要件に応えるには、OSやデータベース、ネットワークなど、非SAP製品を含むシステム全体としてのセキュリティ構築が必要となる」(両社)
また両社は、脆弱性監査サービスとSAPの対応策を定額パッケージとして提供するサービスも用意する。同パッケージの価格は189万円から。
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