日本ヒューレット・パッカード(日本HP、樋口泰行社長)と住商エレクトロニクス(SSE、阿部康行社長)は12月4日、ハイパフォーマンステクニカルコンピューティング(HPTC)分野での提携関係を強化すると発表した。
両社は今後、現在の提携に加え、HPTC分野でのシステム販売およびシステムインテグレーションサービスについても提携する。具体的には、日本HPがSSEに対し、HPTCシステムに関する技術やノウハウを提供、支援し、またSSEは、HPTC分野での多くの販売実績をベースに、高度なシステムインテグレーション提案を推進する。
日本HPでは、インテル Itanium 2搭載「HP Integrityサーバー」を中心にHPTC分野での拡販を図るため、パートナー企業との連携を強化し、サポート環境の整備を目指しているが、今回、同社のSIパートナーで、製造業および官公庁・学術関連で豊富な実績をもつSSEと、HPTC事業における戦略的パートナーシップを強化することにした。
これによって、より多くのユーザーの要望にさらにきめ細かく迅速に対応する体制を確立していく方針で、日本HPは、ハードウェア製品などインフラストラクチャの販売サポート、保守、アプリケーションベンダーのサポートを強化していく。一方、SSEは、従来のHPのハードウェア製品の販売に加えて、顧客システムの運用管理、導入支援、SI事業、ソフトウェア製品販売・コンサルティング、トレーニングなどを行っていく。日本HPにとってはHP製品のシェア拡大、また、SSEではHPTC関連技術力のさらなる向上に期待している。
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