OSLと日本オラクル、情報システムへのセキュリティ実装で協業

 富士通大分ソフトウェアラボラトリ(OSL、本社・大分市、阪田安丸社長)と日本オラクル(新宅正明社長)は12月3日、セキュリティをITシステムに実装するためのコンサルティング事業で協業することを発表した。

 OSLは、国内で早期に英国のセキュリティ標準「BS7799」の認証を取得し、セキュリティ監視・監査サービスを提供してきた実績をもつとともに、これらの取得ノウハウをもとに、セキュリティリスク分析、要件分析、認証取得を支援するコンサルティング事業を手掛けている。

 今回の協業は、同社のサービスと日本オラクルのソフトウェア製品を組み合わせることで、顧客が策定するセキュリティポリシーを実際の情報システム構築に反映させることが目的。

 具体的には、

  1. セキュリティ要件分析、リスク分析をデータベースセキュリティに適用する手法の確立
  2. オラクル製品の「セキュリティ機能」の適用と、設計・実装に関するコンサルテーションの提供
  3. 「セキュリティ機能」に関するパフォーマンステストの実施と測定データの提供

 ──に取り組んでいく。

 とくに、両社が協力して提供するコンサルティング事業では、OSLが顧客に対して実施するリスク分析・セキュリティ監査などの結果をもとに、個々のシステムに対して、どのようなセキュリティ対策が必要かを導き出す。さらに、これらの結果をもとに、データベース、アプリケーションサーバーなどのオラクル製品に実装した「セキュリティ機能」を利用してシステム化を実現する。

 両社の協業によって、策定した組織全体のセキュリティポリシーを個別のシステムに反映する方法や、「セキュリティ機能」の有効活用方法、コストに見合った効果の出し方などのソリューションを提供することが可能となるため、顧客は、無駄のない効率的なセキュリティ対策と投資、および定期的な見直しによる継続的なセキュリティレベルの維持を実現できる。

富士通大分ソフトウェアラボラトリ
日本オラクル

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