ソフォス(本社・横浜市、アラン・ブロデリック社長)は12月1日、2003年1月におけるコンピュータウイルスの報告数を集計した「月間トップ10ウイルス」を発表した。10月の「月間トップ10ウイルス」は以下の通り。
11月は、5種の「Mimail」がトップ10入りを果たし、報告数全体の1/4以上を占める結果となったが、コンピュータユーザーにとって最も問題となったのは、バイリンガルの「Soberワーム」。
「Sober-A」は、多くの件名とメッセージを利用して本来の姿を偽り、それと見極めることを困難にしている。また、ドイツ人ユーザーのコンピュータだと判断した場合、「Sober-A」はドイツ語でメールを表示する。
「Mimailワーム」は、ペイパルユーザーのクレジットカードの情報を盗もうとするなど、異なる手口を多用する。現在、ウイルス作成者やハッカーは、お金に絡む機密情報を盗み出そうとする傾向が見られる。
なお、ソフォスでは11月に724の新規ウイルスを検知・駆除対応し、現在、検知・駆除対応を済ませているウイルスは8万6081件となっている。
また、同社では11月中に報告を受けたウイルス偽情報も発表した。ワースト5は以下の通り。
11月は、「Hotmail Hoax」の新バージョンが登場し、1位にランクインした。この新しいバージョンは、メールを知人に転送したユーザーに追加のメール保存容量を提供するとうたい、ユーザーの心理にうまく付け込んでいる。
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