NECソフト(関 隆明社長)などNECソフトウェアグループ9社は11月27日、iDC事業者向けに、ASP基盤構築ソリューション「IDCPL@TS(アイデーシープラッツ)」を9社で共通・標準化し、12月から全国でシステム構築サービスを提供開始すると発表した。
NECソフトウェアグループ9社は、これまでNEC(金杉明信社長)のISP事業であるBIGLOBEにおいて各種のASPサービスを構築・運用してきたが、今回、顧客ニーズの多様化に合わせたソリューションメニューの拡充、およびシステム構築のスピードアップと価格低減を図ることを目的に、各社の製品とアプリケーション構築サービスを整備・標準化して提供するとともに、グループ各社間でスタッフの融通や支援を行うことで、全国共通の内容でサービスが提供できる体制を整えることにした。
協業するNECソフトウェアグループは、
――の9社。
標準化した「IDCPL@TS」において提供するサービスの中心となるのは、ASPサービスに欠かせない課金、認証、シングルサインオン(SSO)などの基盤構築ソリューションで、このほかにASPサービスを補完するアクセス管理、コンテンツ管理、コンタクト管理のソリューションなど、広範なメニューを含んでいる。iDC事業者およびASP事業者は、このなかから必要なものを選択し、自社に適したASP基盤の構築を行うことが可能。さらにグループ9社では、既存システムのASPサービス化や新規ASPアプリケーション開発のコンサルティングについても、各社共通のメニューで提供していく。
なお、同ソリューションは、既存の他社iDC基盤上にも構築可能だが、7月にNECが提供開始した、iDC基盤構築/運用に関するトータルソリューション「パートナーiDCサービス(PiDC)」と密に連携をとって拡販を推進していく予定。
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