米シマンテックCEO:「セキュリティ対策には新戦略が必要」

 ラスベガス発--米Symantecの最高経営責任者(CEO)John W. Thompsonによると、より高度なコンピュータセキュリティは実現可能だが、そのためには大変な作業が必要だという。

 コンピュータへの攻撃がますます増大・巧妙化していることから、企業やビジネスマン、消費者は、ワームなどの攻撃に対する戦略を再検討しなければならない、とThompsonは19日(米国時間)、ラスベガスで開催中のComdexの基調演説で述べた。同氏の考えでは、セキュリティ施策は、問題発生後の処理から、自動パッチ管理やソフトウェアとハードウェアの協調強化などによって、起こり得る問題を予想する方向に重点をシフトしていかねばならないという。

「セキュリティの重点は、ニッチからシフトしなければならない。我々には、より統合されたセキュリティ技術が必要なのだ」(Thompson)

 そうしなければ、セキュリティを維持していくことは不可能だとThompsonは主張する。

「毎週100種以上の新ウイルスと、約60の新たなソフトウェア(問題)が見つかっている。また、攻撃行為の数は(2003年)前半には19%増加している」(Thompson)

 さらに、たちの悪いバグもしょっちゅう発見されている、とThompsonは指摘。そう遠くない将来、15分でインターネット中に感染する「Warhol」攻撃と呼ばれる脅威が出現する可能性が高いとされている。また、わずか30秒でインターネット全体に感染できる、「Flash」攻撃も出現する可能性がある。

 まだ知られていない脆弱性を悪用する「Day Zero」脅威には、突然猛威を振るう恐れがある、とThompson CEOは付け加えた。

 Thompsonは、技術の簡素化に対する需要が高まっている一方で、攻撃が増加していることが、状況をさらに複雑にしていると述べている。たとえばボストンでは、家庭でのネットワーク普及を促進する業界団体、Internet Home Alliance(IHA)が、インターネットに完全対応している家庭20世帯に、体験を報告してもらうパイロット計画を実施している。こうした家庭で使用されるウェブ接続機器などは、ハッカー攻撃から適切に保護されねばならないだろう。

 Thompsonは「ユーザーが、信頼性を重視して技術を考える時が来るだろう」と述べ、現代版の地獄とは、「説明のひどいマニュアルと、いつまでたってもつながらない技術サポート電話に悩まされながら、家庭Wi-Fiネットワークを設定して複数のパソコンを接続しなければならない」ような状況かもしれない、と付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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