日本IBMは11月19日、動作周波数1.6GHzの64ビットプロセッサ、PowerPC 970を2個搭載するブレードサーバ、IBM eServer BladeCenter JS20を発表した。2ウェイ、メモリ512Mバイト、ディスク無しという構成時の価格は43万2000円。2004年3月に出荷を開始する。
JS20は、最大4GBのECCメモリ対応、512KバイトのL2キャッシュ(ECC)搭載、ギガビットEthernet標準装備、最大2個の40Gバイトハードディスク装置対応など、「業界最高レベルの拡張性と柔軟性を持つブレードサーバ」(同社)。オプションのファイバチャネルを使うと、SANによる大容量ストレージも利用できる。
高さ7U(約304mm)サイズの格納装置、IBM BladeCenter(幅444mm×奥行711mm)に最大14枚収納可能。Intel Xeonプロセッサを搭載するモデル、IBM eServer BladeCenter HS20と格納装置の共有も行える。業界標準の42Uサイズのラックを使用した場合、IBM BladeCenterを6台まで格納できるので、最大84枚のブレード(計168プロセッサ)を1ラックに搭載できる。「限られたスペースで多数のサーバを設置する必要があるデータセンターなどで威力を発揮する」(同社)
JS20の対応OSはLinux。今後、同社のUNIXであるAIXにも対応していく予定という。これにより、IBM BladeCenterはブレードごとに、Windows、32ビット/64ビットLinux、AIX5Lのアプリケーションを同一ラック内で同時に稼動できるようになる。
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