日立製作所と日立電線は11月19日、IEEE 802.11b準拠の無線LAN対応端末の位置を誤差1m〜3mの精度で特定できるシステム、日立AirLocationを共同開発し、11月20日より販売を始めると発表した。
AirLocationシステムは、屋外はもとより、人工衛星を使うGPS方式では対応できない屋内の測位も可能。従来のGPSは測位誤差が10mあるのに対し、同システムは到来時間差(TDOA)測定に基づく三辺測量を行うことで、誤差を1m〜3mに抑えている。位置検出可能な範囲は、オフィスでは30m〜50m、工場では60m〜100mという。
同システムにおいて、位置検知プログラムは日立が、無線LAN基地局は日立電線が開発した。販売は両社に加え、GPSソリューションを手がける日立産機システムなども担当する。
価格は個別見積もりだが、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを含む最小システム構成の価格は500万円とする。
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