東洋経済新報社は、同社の運営しているウェブサイト、東洋経済オンラインで提供する企業決算公告の改ざんを防ぐため、日本ベリサインの電子署名用Digital IDを採用した。日本ベリサインが11月17日に明らかにしたもの。
東洋経済オンラインは企業の決算公告をPDF形式で公開しているが、PDF化しただけでは改ざんを防ぎきれないという。「より信頼性の高い情報を投資家に提供するには、決算公告の配布元の実在性を保証し、改ざんされていないことを証明する必要がある」(日本ベリサイン)
そこで東洋経済新報社はDigital IDを採用し、決算公告のPDFファイルに電子署名を施した。これにより、ウェブサイト上に掲載されたPDFファイルが署名以降に改ざんされていないことを保証できるようになった。
「企業や組織としては、ウェブサイトで決算情報を公開することで、これまでの方法よりも詳細な情報を安価に公開することが可能になる」(日本ベリサイン)
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