NTTデータ(浜口友一社長)、ジオサーフ(内山雅之社長)、米タレス ナビゲーション(ディーン・セナー社長)、米ジオデティックス(イフダ・ボック社長)の4社は11月14日、高精度GPS(全地球測位システム)ソリューションの国内市場開拓に共同で取り組むため、12月から活動開始することを発表した。
NTTデータでは、6月から、GPSデータを受信した瞬間に1cmの精度で測位を実現する米ジオデティックスの技術を活用した「GPSリアルタイムネットワークシステム(Geodetics RTD)」の販売を開始し、国内の地震火山関連研究機関や自動車メーカーなどに導入している。
同システムは、解析アルゴリズム(Epoch-By-Epoch)を利用した先進的高精度測位ソリューションで、大型地震や火山活動などの微細な地殻変動をリアルタイムに監視できるなど、今後のリアルタイム防災・危機管理分野での活用が見込まれるほか、ITSや各種精密挙動監視などでの活用も可能。
今回、新たに米タレス ナビゲーションと提携し、先進的GPS受信機技術を加えることで、GPSソリューションにおけるリアルタイム地震防災関連システムの提供体制をさらに強化していく考え。
NTTデータでは、今後、
──などを組み合わせ、リアルタイム地震防災・危機管理システムなど、重要な社会インフラの構築を推進するとともに、ITSなどの分野における新規ビジネスの創出、新規サービスの提供に積極的に取り組んでいく方針で、同分野における国内での売り上げとして、05年に10億円を目指す。
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