ホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE、小椋一宏社長)は11月11日、Linuxサーバー向けアンチウイルスソフトウェアの最新バージョン「HDE Anti-Virus 3.5 for Server」と「HDE Anti-Virus 3.5 for Gateway」を、12月4日から全国のパートナー・ソフトウェア販社経由で販売開始すると発表した。
「HDE Anti-Virus 3.5」シリーズは、Linuxサーバーにアンチウイルス機能を付加するソフトウェア。前バージョンまで、「HDE Anti-Virus」シリーズを導入するためには、ホストアプリケーションとして「HDE Controller」もしくは「HDE File Server」が必要だったが、3.5シリーズからは「HDE Anti-Virus」単体での稼動が可能となった。
これによって、従来のサーバー管理ツールと統合したアンチウイルスソリューションのニーズと、アンチウイルス機能のみを必要とするニーズの両方に対応できるようになった。
今回発売する「HDE Anti-Virus 3.5 for Server」は、ファイルサーバーやWebサーバーのコンテンツを定期的にチェックし、自動的にウイルスの駆除を行うもの。接続するクライアント数が増えても、追加のライセンス料は発生せず、ウイルス対策用に別途サーバーマシンを必要としないことが特徴。
また、「HDE Anti-Virus 3.5 for Gateway」は、メール送受信やWebブラウジング、FTPによるファイル送受信時の通信内容をリアルタイムに監視し、ウイルスの検出と削除を行うもの。ハイコストパフォーマンスに加え、多くのプロトコルに対応していることが特徴。
共通する主な特徴としては、
――など。
対応ディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1(3.0対応予定)、Red Hat Linux 7.2/7.3/8/9、Turbolinux 8 Server、Miracle Linux Standard Edition V2.1。
なお、同社では、他社ゲートウェイ製品から乗換のユーザーに対し、通常価格の50%の価格となる「乗換割引パッケージ」を同時に発売する。さらに、ホスティング事業者向けに「HDE Controller 3.0 Linux版 ISP Edition」と「HDE Anti-Virus 3.5 for Gateway」を組み合わせた「ISPセキュリティパック」を04年3月31日まで販売する。
価格は、「HDE Anti-Virus 3.5 for Server」が5万円。「HDE Anti-Virus 3.5 for Gateway」が25ユーザー版で11万7000円から。「HDE Anti-Virus 3.5 for Gateway 乗換割引パッケージ」が25ユーザー版で5万8500円から。「ISPセキュリティパック」が25ユーザー版で19万8000円から。
同社では、インターネットまたはファイルサーバー経由でのウイルス感染を防ぎたい企業、学校、団体などを対象に、年間3000本の販売を目指す。
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