リクルートは、同社の運営するハイパーエンジニア向けの仕事&転職に役立つWebサイト、リクナビNEXT『Tech総研』において、8月から定期掲載を開始した「エンジニア注目企業TOP20求人動向」の11月版を発表した。
このレポートは、「ソフトウェア・ネットワーク」、「電気・電子・機械」それぞれのエンジニア(合計2000人)によって選出された人気の高い20社の企業に取材し、その企業の注力分野や中途採用の実績、計画などを、1か月ごとにまとめたもの。従来の求人情報誌やサイトにはない切り口での一覧となっている。
今回発表した11月版では、まず「ソフトウェア・ネットワーク」において、ITソリューション系企業への注目度がアップし、採用ニーズは制御ソフト系で堅調さが続くとしている。
企業側の採用ニーズは引き続きメーカーで高く、好調なデジタルカメラ・携帯電話や自動車関連技術に関する組み込みソフト開発者、および制御系ソフト開発者に注目が集まっており、ランキングでは、メーカーへの注目度の高さは変わらないものの、前回21位のNTTデータが8位にランクアップするなど、ITソリューション系企業への注目が高まっている。
また「電気・電子・機械」では、注目上位10社に関しては6月末の調査時と同様、依然としてメジャーなエレクトロニクス、自動車メーカーが顔を揃えた。その多くが、コンシューマ製品で競合優位性をもち、積極的な研究開発や設備投資を通じて、最先端でグローバルな技術とサービス戦略で将来性が感じられると思われるメーカー群だった。
なかでも、注目すべき点は、日本サムスン、キーエンスなど、コア・デバイスで競争優位性をもつ企業のランキングアップ。20位以下でも、LSI、セラミックコンデンサなど、次世代のデジタル家電、次世代自動車のキーデバイスで業績好調なコア・デバイスメーカーが順位を上げている。
それぞれ、企業の動向が反映された結果となっている。
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