日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は11月6日、アナログビデオ信号をデジタル信号に変換するビデオデコーダLSI、TVP5150とTVP5146を発表した。前者がテレビ付き携帯電話機などに適した「業界で最も消費電力の少ない」(同社)製品であるのに対し、後者はDVDレコーダーなど向けの「高品質かつ高性能」(同社)を特徴とする。
TVP5150とTVP5146は、ベースバンドのアナログNTSC/PAL/SECAMビデオ信号を、デジタルビデオ信号に変換するLSI。TVP5150は2系統のコンポジットまたはSビデオ入力に、TVP5146はコンポジット、Sビデオ入力、コンポーネントYPbPr、RGB入力に対応。出力形式はITU-R BT.656。米Macrovisionのコピー制御技術などを備える。そのほかの特徴は以下の通り。
両製品の1万個ロット時の単価は、TVP5150が5.23ドル、TVP5146が10.87ドル。いずれも現在量産を行っている。評価ボード、ソフトウェアツール、アプリケーションノートも同時に供給する。
さらに同社は、大画面テレビ用として、3次元くし形フィルタ機能を備えるビデオデコーダのリリースも2004年上半期に予定している。
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