KDDIは10月30日、2004会計年度上半期(2003年4月〜9月期)の連結決算を発表した。売上高は1兆3865億6000万円で、前年同期の1兆3932億1200万円に比べ0.5%減。営業利益は1582億3000万円(前年同期の597億6300万円に対し164.8%増)、経常利益は1482億3800万円で(同424億3900万円の249.3%増)、純利益は858億5500万円(同204億4600万円の319.9%増)となった。
当期においてau事業で第3世代携帯電話の拡販により契約数が増加したものの、ADSLを中心としたブロードバンドサービス市場での激しい競争と、固定電話市場におけるIP電話への移行などで音声電話収入などが縮小。その影響で、売上高は前年同期に比べ減少した。しかし、ポケット事業/ツーカー事業の採算性が向上し、グループ全般に渡る設備投資の効率化と、2003年3月のPDCサービス終了など各種コスト削減の結果、営業利益、経常利益、純利益はいずれも前年同期を大幅に上回った。
事業別の売上高などは以下の通り。
なお、2004会計年度通期(2003年4月〜2004年3月期)の業績については10月7日に発表した通り、売上高2兆8200億円、経常利益2400億円、純利益950億万円と予測する。ちなみに前年(2003会計年度通期、2002年4月〜2003年3月期)の業績は、売上高が2兆7853億4300万円、経常利益が1132億1000万円、573億5800万円だった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果