ヤフー(井上雅博社長)は10月28日、東証一部市場に上場した。業種は情報・通信業、証券コードは4689。前日のジャスダック市場での終値168万円を下回る165万円で初値がつき、同日終値は11万円下回る157万円だった。
同社は、1996年1月にインターネット上の検索サービス事業を主業務として設立。99年9月に「Yahoo!ショッピング」、「Yahoo!オークション」のコマースサービスを開始し、2000年7月に1日当たり1億ページビューを達成、03年5月には、1日当たり5億ページビューを突破した。01年6月からは、ブロードバンド総合サービス「Yahoo! BB」を開始し、さらなる事業領域拡大を図っている。同事業は、03年3月期連結業績において、全売上高(590億9500万円)の37.6%を占めるまでに成長している。
04年3月期の中間連結業績は、売上高331億1400万円、営業利益176億6100万円、経常利益175億4200万円、当期純利益104億5200万円。通期では、売上高710億円−730億円、経常利益365億円−375億円、当期純利益220億円−226億円を予想している。
なお、同社では、今回の東証一部上場を記念し、東証アローズでセレモニーを開催した。セレモニーでは、井上社長が出席し、上場通知書贈呈式を行ったほか、打鐘セレモニーを実施した。
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