アドビ システムズは10月28日、パーソナル化/カスタム化したAdobe Portable Document Format(PDF)文書の作成/編集を自動化するサーバソフトウェア、Adobe Document Serverを国内でも販売すると発表した。2003年11月下旬に出荷開始の予定。
Adobe Document Serverを使用すると、企業はPDFフォームを活用した個別の帳票文書を作成できるだけでなく、技術マニュアルやパンフレット、提案書、保険証書(約款)といった定型文書の作成と編集を自動化できるという。データベース内のデータからダイナミックに生成されたチャートやグラフを組み込んだ報告書の作成も可能である。また、PostScriptおよびEPSファイルからのPDF文書作成にも対応している。
オープンなアーキテクチャをベースとしているため、既存のCRMシステムやERP、CMS、文書管理システム、OracleやDB2、SQLなどのリレーショナルデータベース、その他のソリューションと統合できる。さらに、XMLコマンドで制御可能なほか、Java、Perl、COMおよびSOAP環境向けのAPIに対応しているため、「プログラマーは普段使い慣れたツールを使って、Adobe PDFを自動生成するスクリプトの開発が行える」(同社)。
Adobe Document Serverは、Windows 2000 Server版とSolaris 8版の2種類用意する。
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