NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア、寺田 洋社長)は10月22日、企業・組織の情報セキュリティの確保をサポートする「SecureCube」シリーズに、新サービス「SecureCube/Site Security Check」を追加し、12月から提供開始すると発表した。価格は、サーバー10台の構成で年間150万円から。
「SecureCube/Site Security Check」は、とくに、Webサーバーを始めとするサーバー群のセキュリティ確保を強力にサポートし、より進歩した企業・組織の情報セキュリティを実現するもの。
具体的には、ユーザーそれぞれの環境に設置されている数多くのサーバーから、OSや稼働アプリケーションのバージョン情報、適用済みのパッチの情報などを集約し、最新のセキュリティホール情報および対応パターンと相互チェックすることで、サーバーのセキュリティ対応の一括管理を実現する。管理サーバーは情報検索の機能を備えているため、セキュリティ管理に必要な機器情報の把握を容易に行うことができる。
なお、同サービスの導入にあたっては、同社があらかじめ、セキュリティホールの緊急度とサーバーの重要度に応じた標準的対応のガイドラインを提示し、これをもとに、セキュリティホールが発見された際の対応方法・推奨スケジュールについて、ユーザーに対応パターンを設定してもらう。
セキュリティホールが発見された場合は、同社が配信するセキュリティホール情報と、ユーザーの最新の環境情報を管理サーバーで相互チェックし、対応が必要なサーバーの管理者にメールで通知する。さらに、サーバーの「ファイル改ざん検知機能」も搭載しており、変更を監視したいファイルやディレクトリを指定することで、Webサーバーのコンテンツなどのファイルの改ざんを検出し、管理者に通知することができる。
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