マクロメディア(井上基社長)と大塚商会(大塚裕司社長)は10月21日、エンタープライズ向けプレゼンテーション、トレーニングソリューション事業において、提携したと発表した。これによって、大塚商会は「Macromedia Breeze ASPサービス」を11月4日から開始する。
「Macromedia Breeze ASPサービス」は、企業や学校における各組織や部門の担当者が、プレゼンテーション資料の制作や情報の共有を、迅速かつ効率的に行うことができる環境を提供するもの。「Macromedia Breeze Presentation Platform」と「Macromedia Breeze Training Module」で構成され、マクロメディアの米国本社サーバー環境を利用して提供する。
「Macromedia Breeze Presentation Platform」は、「日本語版 Microsoft PowerPoint」上で作成したアニメーションを含むプレゼンテーションファイルを、「Macromedia FlashPlayer」で再生可能なBreezeコンテンツに変換するツール。その際、スライドに同期したナレーションを加えることも可能。変換したBreezeコンテンツは、Breezeサーバー上で管理し、ユーザーに対してインターネット経由で配信できる環境を提供する。これによって、ユーザーは特別な知識を必要とせず、オンデマンドに情報を配信することが可能になる。
「Macromedia Breeze Training Module」は、Breezeコンテンツをeラーニングとして利用するために必要な機能を提供するラーニング用のオプション。Breezeコンテンツを学習用コースとして登録し、コースの実施期間設定や受講者の設定が可能で、受講者の学習状況や理解度を管理する機能を備えている。また、PowerPointにプラグインされたBreezeメニューからテスト問題を作成できるため、特別な教育コース作成ツールを別途購入せずに理解度の測定が可能になる。
当面は、「Macromedia Breeze英語版(一部日本語環境での動作を保証)」で運用するため、ユーザーインターフェイスは英語メニューでの提供となる。販売価格は個別見積もり。
今後両社は、製品デモンストレーションを含めた製品紹介セミナーやキャンペーンなどを積極的に展開していく考え。第一弾として、11月14日に東京コンファレンスセンター品川において、両社共催の「Macromedia Breeze発表セミナー」を予定している。
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