NEC、W3Cの標準仕様に完全準拠したXML署名・暗号開発キット

 NECは、W3CのXML暗号標準仕様に完全準拠した「XML暗号ライブラリ」を含む国内初のXML署名・XML暗号キット「SecureWare/XML署名・暗号開発キット(仮称)」を12月から発売する。

 新製品は、

  1. XML暗号ライブラリ
  2. XML署名ライブラリ
  3. ICカード連携コンポーネント
  4. PKI連携コンポーネント

 ――の4つのコンポーネントによって構成される開発キットで、この製品を利用することで電子申請・入札システムや電子契約システムにおいて、完全性・秘匿性のきわめて高い電子文書を利用することが可能となる。

 とくに、今回同社が開発した「XML暗号ライブラリ」は、W3CのXML暗号ワーキンググループが提示する相互互換性検証テストに対して、世界最高レベルの仕様準拠ソフトウェアであることを証明する検証結果を報告しており、同社が独自にソフトウェアを保有していることから、システム構築案件での個別カスタマイズやユーザーへの保守・技術対応を迅速に提供することが可能となっている。

 また、「XML暗号ライブラリ(リファレンス実装)」を同社Webサイトにおいて公開し、ダウンロード提供することで、柔軟性の高い高度なXML暗号技術の早期普及を図っていく考え。

 「XMLセキュリティ開発キット」の主な特徴は、

  1. 部分暗号化が容易なW3C XML暗号標準を採用
  2. XML署名関連仕様をすべてサポート
  3. システム構築が容易
  4. ローエンドなクライアントマシンでのシステム稼動が容易

 ――など。

 価格は200万円から。同社では、今後3年間に100セットの販売を見込んでいる。

NEC
「XML暗号ライブラリ ダウンロード」

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