米EMCは10月8日(米国時間)、ドイツのトヨタ・モータースポーツ社(TMG)との間で、F1のテクニカル・パートナーシップを3年間延長したことを発表した。両社は、Automatic Networked Storage技術を通じて、F1競技の成績の向上を目指す。
今回延長されたのは、オフィシャル・インフォメーション・インフラストラクチャ・プロバイダ契約。この契約によって、レース現場における情報の収集、転送、利用、保存を可能にしたり、F1カーの設計およびテスト時に情報を効率的に活用できるようなソリューションの開発に、今後も共同で取り組む。これまでにも、レースが行われる週末には、F1カーからリアルタイムで収集した周回ごとのデータが、ケルンのTMG本社で待つ各社の担当チームに伝送されている。
TMGのオベ・アンダーソンチーム代表は、「F1では、コースを周回するごとに膨大な量のデータが生成されるが、これらのデータをすぐに検討し、次のレースでの実力アップと予選突破に役立つよう活かすことが重要だ。F1における情報の価値は、ほんの2週間で色あせてしまうため、大量の情報を管理・活用できるシームレスなインフラを構築してくれるインフォメーション・インフラストラクチャ・プロバイダが必要で、EMCは我々のこの要求を満たしてくれる企業だ」とコメントしている。
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