東芝とビクター、新型ホームシアター用プロジェクターをそれぞれ発表

ニューズフロント2003年10月03日 16時11分

 東芝は10月2日、ホームシアター用プロジェクターの新製品“ALREGA”(アルレガ)TLP-ET1の販売を10月21日に開始すると発表した。米FaroudjaのDirectional Correlational Deinterlacing(DCDiTM)を搭載して投影映像のジャギーを低減したほか、800:1の高コントラスト比を実現したことが特徴という。価格はオープンとする。

 スクリーンから2mで80型、2.5mで100型の画面を投影する短焦点レンズを採用。ステレオスピーカーを本体後部に搭載することで、スクリーンとユーザーのあいだにプロジェクターを設置する使い方にも適している。「動作音は28dBと低く、きょう体からの光漏れにも配慮した」(同社)。上下方向の台形歪み補正回路、電源のセーフティーロック機能といった機能も備える。液晶パネルは0.54型、854×480画素のワイドVGA(縦横比16:9)3枚で構成する。

 また日本ビクターも10月3日、ホームシアター用プロジェクターDLA-HX1Dを発表した。コントラスト比は800:1あり、「映画館のようなナチュラルでフィルムライクな画質を実現した」(同社)とする。発売は10月下旬の予定で、希望小売価格は120万円。

 発光方式に独自開発の0.7型Direct-Drive Image Light Amplifier(D-ILA)デバイスを採用したことで、「大画面に投射してもグリッド(格子縞)が目立たず画素を感じにくい滑らかな画質表現と、微妙な色も忠実に再現するアナログ階調を実現する」(同社)。さらに同じく独自開発の高画質化技術Digital Emotional Technology(DET)により、ジャギーも改善できたという。解像度は1400×788画素。

日本ビクター DLA-HX1D 東芝 “ALREGA”(アルレガ)TLP-ET1

東芝のプレスリリース
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