ニフティ(古河建純社長)とサイボウズ(高須賀 宣社長)は9月29日、法人向けホスティングサービスの展開において関係を強化することを発表した。
具体的には、ニフティの運営するインターネットサービス「@nifty」のホスティングサービスにおいて、サイボウズのグループウェア「サイボウズOffice 6」を組み込んだセット商品「サイボウズセット」を10月1日から提供開始する。
ニフティでは、これまでも、専用サーバー型ホスティングサービス向けに「サイボウズセット」の販売を行ってきたが、利用料金の請求は、サイボウズのライセンス料とホスティングサービスの料金を別々に請求するシステムとなっていた。今回の関係強化では、この点を変更し、新たに「@niftyホスティングサービス・スタンダードプラン」の「サイボウズセット」の一括販売を可能にした。
今後、利用者は、「サイボウズ Office 6」のライセンス料を含むホスティングサービス料金を、すべてニフティのサービスとして手続きし、支払うことができるようになる。さらに、ニフティに問い合わせをするだけで、ホスティングの運用環境を含む技術的な対応やサービスの安定供給をバックアップするサイボウズのサポートが受けられるようになるなど、大幅な利便性向上が実現する。
また、今回の関係強化によって、ニフティでは、「@niftyホスティングサービス・スタンダードプラン」をサイボウズの利用者層にも販売促進していく。一方、サイボウズでは、ニフティを利用する中小規模の法人ユーザーに対し、「サイボウズ Office 6」の導入を推進していく考え。
なお、10月1日から11月30日までの期間限定で、「@niftyホスティングサービス・スタンダードプラン・サイボウズセット」の新規申し込みを行った企業や法人、先着200社を対象に、初期費用の値引きなどを行うキャンペーンを実施する。
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