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三菱電機とKDDI研、音声信号をIP網で伝送する回線多重化装置を開発、「既存製品に比べ5倍も高能率」

ニューズフロント2003年09月29日 15時44分
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 三菱電機とKDDI研究所は、電話音声とファクシミリ信号をIPネットワークを用いて伝送するIPベースの回線多重化装置を共同開発した。両社が9月29日に明らかにしたもの。「同装置は、同様の機能を持つ既存製品に比べ約5倍の高能率伝送を実現できる」(両社)

 IPベース回線多重化装置を導入すると、IPネットワークベースの国際電話通信サービスを既存の電話交換機を用いて実現できるため、「最小限の投資で国際通信基盤の利用効率向上が期待できる」(両社)という。同装置の主な特徴は以下の通り。

  • 新開発の符号化方式で狭帯域/高音質を実現:
    新たに開発した音声符号化方式を採用しており、4kbpsという通信速度でもITU-T標準の8kbps音声符号化方式(勧告G.729)とほぼ同等の通話品質を実現できる。
  • 音声パケット多重化で伝送効率を向上:
    音声のパケット化する際に複数パケットで共有できる部分をまとめるよう、パケット化を2段階で行う。これにより通信データ全体に対する制御情報の占める割合を削減できるので、伝送効率が向上するという。
  • 勧告G.769準拠:
    IPベース回線多重化装置向けITU-T標準、G.769に「初めて」(両社)準拠した。

 今後、三菱は収容可能な音声回線数の拡大と装置の小型化、導入し易い価格の実現を図り、製品化開発を2004年春に完了させるとしている。

三菱電機
KDDI研究所

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