米Metrowerksは、ソニーのゲーム機PlayStation 2用ソフトウェア開発においてコード生成を効率化するため、同社の統合開発環境CodeWarrior Integrated Development Environment(IDE)と英CodeplayのVectorC{VU}コンパイラを統合した。メトロワークスが9月26日に明らかにしたもの。
これまでPalyStation 2用の複雑なアプリケーションを作成するには、ベクターユニット向けにアセンブリ言語でプログラムを記述する必要があった。開発者は改めて命令セットを習得しなければならず、コード記述に時間もかかるので、開発作業の障害になっていたという。
VectorC{VU}コンパイラを使用すると、C/C++言語を使ってPlayStation 2のベクターユニット用プログラムを記述できる。会話型オプティマイザ機能を備えており、プログラム作成の簡素化/効率化に向けたアドバイスや分析結果が得られる。
MetrowerksとCodeplayがVectorC{VU}コンパイラとCodeWarrior IDEを統合したことで、「ベクターユニット用マイクロコードの生成が容易になり、(プロセッサに近い)低レベルの小さなプログラム開発が可能になった」(Metrowerks)
同コンパイラの販売はMetrowerksが行うが、価格など詳しい情報については明らかにしていない。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境