エプソン、冬商戦向けプリンタなど6機種投入、年末でシェア55%以上狙う

 セイコーエプソン(草間三郎社長)とエプソン販売(真道昌良社長)は9月25日、冬商戦向けに、インクジェットプリンタを「PX-G900」、「PM-G800」、「PM-G700」、「PX-V600」の4機種、プリンタ複合機を「PM-A850」の1機種、ダイレクト印刷が可能な「PM-D750」の1機種、あわせて6機種を発売すると発表した。

 同社では、印刷した写真を色あせずに長期間保存できるインク技術「つよインク」を新しく開発。今回の新製品では、「PX-G900」にインク樹脂の改良とグロスオプティマイザによって従来の顔料インクでは困難だった光沢写真用紙での高画質写真印刷を可能としたインク「PX-G」を、「PM-G800」と「PM-G700」、「PM-A850」、「PM-D750」の4機種に分子構造の改良で耐オゾン性を向上した染料インク「PM-G」を、「PX-V600」に普通紙で滲みを抑えた染料インク「PX-V」を搭載した。

 エプソン販売の真道社長は、「写真の保存性において、瞬発力のあるプロモーションとして『つよインク』を訴えていく。一般消費者への普及を促進させ、『ホームD.P.E』を広めていく」と話した。10−12月のシェアに関しては、「最低でも55%は獲得する」(真道社長)と強気の姿勢を示した。店頭プロモーションでは、発売と同時に、「買い替えキャンペーン」を始め、デジタルカメラとのセット購入による「キャッシュバックキャンペーン」などを全国600店舗で展開する。

 また、同社では複合機の拡販に積極的に取り組む。セイコーエプソンの丹羽憲夫副社長は、「インクジェットプリンタ市場は、低価格化が進んでいる状況。一方、複合機はインクジェットプリンタ市場の17%を占めている」と、市場が徐々に拡大していることを強調。エプソン販売の真道社長は、「複合機で家族をターゲットに、新しい需要を開拓していく」としており、全国400店舗で複合機を切り口としたキャンペーンを行う。

 なお、CMキャラクターにはタレントの松浦亜弥さんを起用する。第一弾として、松浦さんが「本人」、「パパ」、「ママ」、「おばあちゃん」の1人4役をこなす「あややファミリー編」を放映。家族を切り口としたプロモーションを展開する。

セイコーエプソン
エプソン販売

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]