オープン・ソース・デベロップメント・ラボ ジャパン(OSDLジャパン)は9月25日、NTTデータ先端技術がメンバーに加わったと発表した。
OSDLジャパンは、Linuxの普及促進を図る非営利団体Open Source Development Lab(OSDL)の日本支部に相当する組織。OSDLは、特にデータセンターや通信事業者といった企業分野にLinuxを広める活動を展開している。
同団体への参加理由について、NTTデータ先端技術の代表取締役社長である三宅功氏は、「今後エンタープライズおよびキャリアのITシステムに積極的にオープンソースを適用していくには、OSDLを通じての開発コミュニティや関連企業との情報共有、共通課題の認識、その解決に向けたアクションが必須と判断したため」と説明する。
OSDLメンバーとなったことで、同社はLinux推進活動に協力するとともに、OSDLが推進するデータセンターLinuxおよびキャリアグレードLinuxの活動にも参加するという。
なお一部報道では「通信用Linuxを開発するためにNTTグループとしてOSDLに加盟」とされていたが、NTT広報室では「グループとしてOSDL加盟を検討していることは事実だが、具体的なことは決まっていない。NTTデータ先端技術の加盟は本日の新聞報道のようなグループ全体としての取り組みではない」としている。
オープン・ソース・デベロップメント・ラボ ジャパンのプレスリリース
NTTデータ先端技術
Open Source Development Lab(英文)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」