日本オラクルは9月24日、平成16年5月期第1四半期業績を発表した。
同社は、まず前提として、第1四半期の日本経済は、企業収益の改善が進み、設備投資にも回復基調が見られ、雇用情勢の厳しさは依然続いているものの、景気に持ち直しの動きが見えつつある、という背景を挙げている。
そのような状況のもと、同社は、今年1月に発表した中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」に基づく各施策を遂行した結果、第1四半期の売上高を185億4200万円(前年同期比1億1300万円、0.6%増)、経常利益を53億8100万円、当第1四半期純利益を31億5400万円と発表した。
事業部門別売上高の状況は、ソフトウェアプロダクト部門においては、データベース・テクノロジーは前年同期比1.8%増と順調に推移したが、ビジネス・アプリケーションは前年同期に大型案件が特に集中していたこともあり、当第1四半期は前年同期比66.9%減となり、結果として同部門の売上高は71億6700万円(前年同期比8億2600万円、10.3%減)となった。
一方、サービス部門では、サポートサービスの新規・更新契約の獲得ならびにコンサルティングサービスの受注が順調に推移し、当部門の売上高は113億7500万円(前年同期比9億3900万円、9.0%増)となった。
財政状態については、期末配当金ならびに法人税等の支払い等により、総資産は1030億5800万円(前年度末比71億7400万円減)となった。また、期末配当金の支払い等により、株主資本は739億4300万円(前年度末比63億9700万円減)となった。
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