マイクロソフト、悪質な新ワーム発生に懸念、修正モジュール適用を推奨

 マイクロソフト(マイケル・ローディング社長)は9月19日、「Windows NT 4.0」、「Windows 2000」、「Windows XP」および「Windows Server 2003」を対象としたセキュリティ上の弱点「MS03-032」、「MS03-039」を不正に悪用するための技術情報がインターネットに公開されたことを確認し、ユーザーに至急セキュリティ修正モジュールを適用するよう呼びかけている。

 8月に発見された「Blaster」ワームは、7月17日に公開した「MS03-026」の弱点を悪用したものだったが、7月末に「MS03-026」の弱点を悪用するための情報がインターネットに公開されていた。

 同社では、今回の情報公開によって、「MS03-032」および「MS03-039」についても弱点が悪用され、「Blaster」同様に非常に危険なワームの開発が行われる可能性が高いと考えており、同社トップページおよび専用ページ、緊急メールニュースなどで、対象製品のユーザー、および同社の各パートナーに対して告知を行っている。

 なお、「MS03-032」および「MS03-039」の弱点を悪用したワームからの攻撃を回避するためには、それぞれの弱点に対応したセキュリティ修正モジュールをコンピュータにダウンロードし、インストールすることが必要。

 修正モジュールは、同社ホームページから入手できるほか、Windows Updateを実行することでインストールすることが可能。また、Windows XPユーザーを対象に、とくにWindows Updateの利用が困難なユーザー向けには、「Windows XP セキュリティ対策 CD-ROM」を提供する。CD-ROMは、9月20日から10月31日まで、全国主要PCショップ店頭で配布する。

マイクロソフト
「MS03-032専用ページ」
「MS03-039専用ページ」

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