NEC、スパコンSX-6のプロセッサ強化/メモリ倍増で11.9Tフロップスを達成

ニューズフロント2003年09月18日 14時55分

 NECは9月18日、ベクトル型スーパーコンピュータSX-6についてプロセッサ処理性能向上と最大メモリ容量拡大を施した強化モデルの販売を同日より開始すると発表した。

 主な強化内容は以下の通り。

  • プロセッサ性能の強化:
    1ノードで最大ベクトル性能72.0Gフロップス、理論最大演算性能は93.3Gフロップスとなり、従来モデルに比べ演算性能が約13%向上。最大の128ノード構成にすると総合的な演算能力が、最大ベクトル性能9.2Tフロップス、理論最大演算性能11.9Tフロップスとなる。
  • 最大メモリ容量の拡大:
    1ノードで最大128Gバイトのメモリを搭載でき、容量が従来モデルの2倍に拡大した。128ノード構成の場合、最大16Tバイトのメモリが利用できる。プロセッサとメモリ間の総データ転送速度は最大36.8Tバイト/秒。

 SX-6強化モデルのレンタル料金は月額約240万円から。従来モデルに比べ価格性能比が最大30%向上したという。出荷開始は2003年10月の予定。

 また同社はHigh Performance Computing(HPC)サーバSX-6iについても機能強化を行い、これまで8Gバイトだった最大メモリ容量を16Gバイトに拡大した。

NEC

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