松下電器産業はシンガポールで現地時間9月12日、同社のシンガポール法人Matsushita Semiconductor Singapore(MSCS:シンガポール松下半導体)の半導体事業を拡大/強化する方針について発表した。
MSCSは南アジア拠点の中核という位置付けの子会社。ASEAN地域における製造会社との連携を図り、先端技術を採用する新しい商品群にも対応できる体制を展開するという。
具体的には、MSCSで画像入力用のCCD素子の量産を「海外で初めて」開始した。「顧客企業の海外展開に対応するCCD生産基地として拡散工場並みのクリーンルームを完成させ、今後更なる増産に向けて生産体制構築も強力に推進する」(同社)
また、MSCSではシステムLSI用の微細化設計による大規模集積回路技術を導入し、「DVD機器などの心臓部を構成する新製品の展開も進める」(同社)とする。そのほかには、DVDドライブ向けの光ピックアップ用ホログラム素子の組み立てや、CD/DVDの双方に対応可能な2波長タイプのレーザーなども手がけるという。
「現地の高い技術力とシンガポール政府の強力な支援のもと、システムLSI、ホログラム素子、CCDなどの高度な技術商品をMSCSの大きな柱として育てていく」(同社)
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