日本IBMは9月10日、企業向けのテープドライブ装置IBM 3592 TotalStorageエンタープライズ・テープ・ドライブ(IBM 3592)の出荷を9月12日より開始すると発表した。2Gbpsファイバチャネルを2つ備え、データ転送速度は40Mバイト/秒、記憶容量は300Gバイト(非圧縮時)。
40Mバイト/秒という速度は、従来機3590-E/Hモデル(14Mバイト/秒)の2.5倍以上という。また現行製品と同じサイズのカートリッジテープは、3590−Hモデル(60Gバイト)の5倍の記憶容量がある。同社では、「高性能化によるドライブ数の削減と、大容量化によるカートリッジ巻数および保管スペース削減で、顧客の総所有コスト(TCO)低減に貢献する」としている。
IBM 3592はIBM 3494テープライブラリー、米StorageTekのSiloや19インチラックなどに搭載可能。IBM eServer zSeries/iSeries/pSeries/xSeries、S/390、AS/400、RS/6000のほか、米Sun Microsystemsや米Hewlett-Packardの製品、WindowsやLinuxが稼動するIAサーバなどで利用できる。
また日本IBMは、今後IBM 3592に対して以下に示す3つの機能拡張を予定している。
なお9月12日に出荷するIBM 3592は、AIX、Linux、Microsoft Windows対応版のみ。そのほかのプラットフォーム向けの製品は、10月31に出荷を開始する。価格は480万円から。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス